アトピーでもキレイになれる!

幼少期から成人まで重症アトピーを患っていた、子持ち美容コスメマニアです。アトピーに良いものを研究しつくし、独自のセルフケアで現状はツヤ肌を維持!『アトピーだって絶対キレイになれる!』を実証します!

アトピーの治療は保湿が必要!脱保湿は絶対にやめるべき。

アトピーと脱ステロイドはけっこうメジャーですが、「脱保湿」ってご存知ですか?その名のとおり保湿をやめるという事なんですが、これも脱ステ同様賛否両論あって、実践した方それぞれに色んな体験談もあると思います。

 

ちなみに私は脱ステも脱保湿も両方実践した一人です。

 

そもそもアトピーにとって、保湿ってそんなに悪なのでしょうか?これも私の体験談からですが、脱保湿についてお話ししようと思います。

 

 

 

 

◆アトピーは脱保湿するべき?経過と結果。

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脱保湿は、アトピーの方ならよく聞いたり目にした事もあるかもしれません。脱ステと同時に実行されたりする事も多いようですね。

 

では、この「脱保湿」は本当に、アトピーを治すためには正しい方法なのでしょうか?

 

私は脱ステ経験者ですが、脱ステの時のジュクジュクのリバウンドが落ち着いてから脱保湿を一度挑戦してみたことがあるんです。

 

なんで実行しようかと思ったのか、それは「本来人間の肌は、自分で潤わせる力を持っている!私たちが保湿しまくっているから肌の機能が衰えてしまっている。肌を甘やかすな!」みたいなことを目にしたからです。

 

ちょうどその頃の私は、脱ステして強烈なリバウンドを乗り越えたものの、なかなかアトピーが治りきらない自分の肌にイライラしていたんです。せっかく脱ステしたのに何がいけなかったのか?なぜ私のアトピーは治らないのか?

 

そんな時にこのフレーズを見てしまったもんだから「そうか!脱ステしても脱保湿しないとキレイな肌は取り戻せないんだ!今日から保湿なんて辞めてやる!」そう決心したのです。

 

アトピーに関しては思い立ったら即行動の私。その日から、お風呂上がりのスキンケアを一切やめました。今までは毎日毎日顔には化粧水や乳液、体には保湿のローションをせっせと塗っていたんですが、全部スパっとやめました。

 

「あぁ、これで私の肌は本来の力を取り戻せる・・・!」そう信じて、これから皮膚状態が改善していくと思うとワクワクしました。

 

・・・が。

 

挑戦したことがある方ならわかると思いますが、アトピーや乾燥肌に脱保湿するとものすごい勢いで乾燥します。特にキツかったのは顔です。

 

つっぱります。笑うことも出来ないくらいパリパリです。

 

しかしそれは脱保湿の経過的には普通のことで「そうそう、それでいいのよ~!」と言われそうですが、なんとか心を鬼にして一週間、二週間ほど過ぎました。

 

なにも保湿剤を塗らない事がこれほどまで肌が乾燥してしまうのかと痛感しました。そしてなにより乾燥して肌が無防備なのでとにかく痒い。

 

このガサガサ、パリパリ感が痒くてたまりません。しかし肌にもサイクルがあるし、新しい皮膚に生まれ変わるまで一ヶ月はかかるだろうから、まだまだ我慢・・・そう言い聞かせて、開始から一ヶ月ほど経ちました。

 

一ヶ月も保湿を怠ると、良くなるどころか今度は乾燥だけでなく顔をかきむしって、傷や発疹が出来てきました。

 

目の周りも赤みがかってしわくちゃで、口の周りも乾燥しすぎて笑うことも出来ないくらい症状は悪化。あまりにも酷い状態で、誰が見ても良くなる気配もなく完全に悪化する一方だったので、ここで脱保湿は中断しました。

 

 

 

 

◆なぜ脱保湿や乾燥させることで悪化したのか?

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脱保湿をすることによって、肌は完全に潤いが無くガサガサになります。

 

健康な人の肌なんかは多少乾燥しても肌は強いので、自分の内側からの保湿力があるからまだいいかもしれませんが、アトピーはもともと大抵の人が肌が乾燥しきってます。自分で潤わせる力がないんですね。

 

そこに無理矢理、今まで塗っていた保湿を奪うとします。すると、ただでさえ乾燥しやすい肌が潤いを奪われる事によって完全に保湿の手段が無くなるわけですね。すると、肌の表面は砂漠のように乾燥してスカスカになります。

 

健康な人の肌表面はキメ細かな三角できっちりつまっているんですが、アトピーの肌はキメが整ってないので、隙間だらけでその隙間から外部の刺激を受けやすくなってるそうです

 

特に顔なんかは体と違って皮膚がものすごく薄いので、敏感だし乾燥しやすいです。そこに保湿を無くすと、一層外部からの刺激を受けやすくなって痒みや赤み、発疹が出てきます。

 

肌のキメが整っていて、真皮まで健康なお肌だとターンオーバーで生まれ変わって出てくるお肌もキレイなんですが、肌の表面が傷ついていて、そこから外部の刺激で中まで炎症を起こしているといつまでも生まれ変わる肌は健康ではありません。

 

そもそもアトピーでない人も、いわばモデルさんも顔だけは乾燥するので丁寧に保湿をするんです。それほど肌を潤わせる事はとても重要で、要するに肌表面を整えて外的刺激をいかに受けずにいるかがとても大事なんです。

 

なので、良かれと思って乾燥させても、その結果皮膚を掻いたり傷つけるのは本末転倒。乾燥はやはりお肌にとって良くないんだ、アトピーは尚更良くないんだと痛感しました。

 

 

 

 

◆脱保湿のまとめ

実際に脱保湿をされて成功している方もいると思います、でも大多数は私のように余計に悪化したり、丈夫な皮膚に生まれ変わることなく痒いまま、ただただ日々が過ぎていく・・・といった方

が多いんではないでしょうか。

 

脱保湿自体が良いとか悪いとかはわかりませんが、少なくともアトピーにとってこれを実践するのはかなりリスキーだし良くなる保証はあまり無さそうな気がします。

 

それなら、適切に保湿剤や薬をきちんと使用して、健康的な肌を出来るだけ維持して、保湿によりキメの整った炎症のない肌を維持していくことのほうが私は精神的にも良かったです。

 

というか私自身も、今は無理に自己流を貫くのをやめて、酷いときは皮膚科のお世話になりながら日々気持ち的に楽に、穏やかに過ごしています。

 

 

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