アトピーでもキレイになれる!

幼少期から成人まで重症アトピーを患っていた、子持ち美容コスメマニアです。アトピーに良いものを研究しつくし、独自のセルフケアで現状はツヤ肌を維持!『アトピーだって絶対キレイになれる!』を実証します!

アトピーでヒルドイドを使うと悪化する方におすすめスキンケア!

アトピーの方なら一度は聞いたことがあったり、処方されたことがあるであろう保湿剤、「ヒルドイド」。

 

同じ効果のジェネリックでは「ビーソフテン」という名前で出されています。ヒルドイドといっても色んなテクスチャーのものがあって、化粧水タイプ・ローション・クリーム(ソフト軟膏)などの種類があります。

 

皮膚科で処方される保湿剤と言えば大体コレですよね、実際に使っておられる方も多いかもですがこれ、なんと私にはまったく合いませんでした。

 

むしろものすごく悪化して痒くなります。今回はそんなヒルドイドってアトピーに使うのはどうなの?というお話です。

 

 

 

 

◆ヒルドイドは高級クリームって本当?アトピーにも効果があるの?

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一部のネットの情報では、うそか本当なのか「三万円の高級クリームと匹敵するほどの効果」とか言われてますね。

 

こんな情報を事前に知っていたので、皮膚科でアトピーの保湿としてヒルドイドを初めて処方された時は「これが高級クリームと同じと言われている、あのヒルドイドか・・・」とか思いましたよ。

 

私はれっきとしたアトピーの保湿剤として処方されたんですが、高級クリームのようなって、一体どんなもん?どれだけの効果があるんだろう・・・とか、そんな事ばかり思ってました。

 

そしてその晩。さっそくお風呂上りに、言われた通りに顔にヒルドイドローションを塗りました。私が処方されたのはヒルドイドローションですが、これは乳液のようなトロッとした感じで、伸びもいいです。うん、いい感じ!!

 

そう思ったのもつかの間。

 

あれ・・なにこれ、なんか顔がムズムズ痒いではないか・・・!!

 

時間が経つにつれて、顔がものすごくベトベトしたような、なんとも言えないムズ痒さに襲われました。これは、こういう使用感なの?そう思ってその晩はなんとか就寝。

 

しかし次の日の朝、出かける用事があってお化粧をしなければならなかったんですが、もう本当に化粧ノリ最悪の地獄絵図でした。

 

というか痒くて夜中に無意識に顔を掻いていたので、お肌はガサガサのゴワゴワ

 

いや、これは何かの間違いかもしれない。使い続けたら良くなるかも?そう思って、またお風呂上りに塗ってみたんですが、だめです。

 

もーーーーあまりにもかゆいので、すぐお湯で洗い流しました。

「これ、高級クリームと同じくらいイイものなんじゃないの?」

 

・・きっと普通の肌には合うんだろうな、また私の肌には合わないんだ。というお決まりのパターンに、ものすごくがっかりしました。が、このヒルドイド、なんと「肌に合わない」と感じる人がものすごく多い事がわかりました。

 

 

 

 

◆実は合わない人も多いヒルドイド。原因は?

そもそもこのヒルドイドの成分は、容器にも書いてますが「ヘパリン類似物質」というものです。このヘパリン類似物質とは一体なんぞや?という事ですが。ヘパリンは、いわば保湿成分です。ヘパリンは私たちの体が作り出している成分でもあるので、人体に影響のない天然由来の成分なので安心です。

 

しかしこのヘパリン、新陳代謝を促してくれて血行を良くする作用があり、この「血行促進」こそがアトピーの私にとって曲者だったんです。血行が良くなりすぎて、顔に火照りが出たりして痒くなる場合もあるんです。

 

もちろん顔にひどい炎症が起こっている状態の人には使えません。ジュクジュクのような、かなりひどい状態の炎症であればいったんステロイドを使った方がいいかもしれません。

 

でも私の場合、顔はジュクジュクだったわけでもなく、頬とフェイスラインが赤くただれてガサガサと乾燥して、炎症が起きている感じでした。

 

先生もこの顔の症状を診て「これで保湿してください」って処方してくださったし、問題なく普通に使えると思ってたんです。

 

が、ダメでした。

 

私も血行が良くなりすぎたのか火照って痒くなって合いませんでした。実は私の母もこのヒルドイドを使ったことがあるのですが(ちなみに母はアトピーではありません)母の肌質は季節の変わり目などに顔に赤い炎症が起きると言う感じです。

 

アトピーと比べて比較的肌が丈夫な母がヒルドイドを使った結果どうなったかというと・・・

 

三日ほどして顔全体に赤い発疹ができてものすごく顔がチクチク、ムズムズとしたそうです。 

 

「これ、お母さんにも合わへんかったわ~」と言われた時、ものすごい勢いで「やっぱりそうやろ!?」と大きな声を出した私でした。

 

このように、アトピーの方以外でも悪化してしまう可能性のあるヒルドイド。

 

特に顔は体の中で一番皮膚が薄いので、ダイレクトにその作用が影響します。

 

ヒルドイドはローションやクリームなどそれぞれ基剤が異なりますが、基剤を変えれば使える人もいるかもですが、どのタイプでも私は悪化しました。私には完全にヒルドイド自体が合わないのです。

 

 

 

 

◆ヒルドイドで悪化するならアトピタかキュレルがおすすめ

ヒルドイドでお肌が改善されない・もしくは悪化するアトピーの方。そういう方は調べてみたらけっこうな人数おられます。そして私ももれなくその一人です。

 

無理にヒルドイドを使う必要は全く無いかと思われます。私はヒルドイド以外の保湿剤だったらそこまでかゆくなったり過敏に反応したりしないんですが、やっぱりヒルドイドは外用なので、それなりの作用があるんだなぁと思いました。

 

そんな時は、私がお世話になったのは本当にシンプルなこのふたつです。

 

まずは王道のアトピタ乳液。これは新生児からでもOK、なので大人の私も安心して使えました。使用感はヒルドイドとものすごく似ています。

 

 

お次はキュレルのローション。これもアトピーや湿疹、肌トラブルのある人にもかなり安心して使われているものです。

 

色々試しましたがこの二つに関しては、乳児湿疹だった我が子に使っていて、今でも子供たちの保湿は毎日これらを使っています。もちろん顔も体も全身これでOK。

 

使用感は、どちらも乳液タイプでヒルドイドローションそっくりです。これは万人に使えそうな、本当にシンプルな使い心地なんですがそれが一番気に入っているところです。

 

どちらも刺激がなく、恐らくどんな肌状態でも使えると私は思っています。保湿力も適度にあって、かなり優しい使い心地で、赤ちゃんでもばんばん使えます。

 

 

 

 

 

◆ヒルドイドは市販されている?

まぁ結果的に私には完全に合わなかったヒルドイド。残念ながら市販はされてません。でも、もし市販されていたとしても保険がきかないので高いです。

 

きちんとアトピーや症状がある方は一度処方してもらうのもいいかもしれません。