アトピーでもキレイになれる!

幼少期から成人まで重症アトピーを患っていた、子持ち美容コスメマニアです。アトピーに良いものを研究しつくし、独自のセルフケアで現状はツヤ肌を維持!『アトピーだって絶対キレイになれる!』を実証します!

アトピーは完治する?ストレスのない治療・ステロイドとの一番楽な付き合い方。その①

アトピーの皆さま。毎日毎日、自分のお肌の状況で一喜一憂する日々を送っている方も多いと思います。

 

「良くなりたい、キレイになりたい、治したい、完治したい。」

 

ただただそんな一心で、色んなスキンケアや民間療法を渡り歩く・・・長年アトピーに費やしたお金や時間はかなりのものになると思います。

 

費やしたのが時間やお金だけならまだしも、気持ちや気分などの精神的な面で、神経をすり減らしたり不安定になったり、かなりのストレスを抱えダメージを受けるのがアトピー治療です。

 

そもそも長年アトピーを抱えている私たちにとって「お肌がキレイになる」というのが一番良いのですが、そのために無理なく、ストレスのない方法で、どういう状態を保つのが一番ベストなのか?

 

・・・そんな事を今日はちょっと立ち止まって、私の経験からですがお話ししてみたいと思います。

 

 

 

 

◆アトピーにさせた皮膚科とステロイドを恨んだ

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私は幼稚園の頃からアトピーで、幼稚園から中学生くらいまで同じ皮膚科にかかっていました。

 

その頃の皮膚科は、アトピーと診断されればただステロイドを処方して終わりでした。しかもけっこう強めのランクのステロイド。そしてステロイドが無くなったらまた皮膚科にもらいに行く、その繰り返しです。

 

これは「私がかかっていた皮膚科の先生が無知で、私はハズレの皮膚科に何年も通ってしまってたんだ・・だから今もアトピー治らないんだ」

と、その病院を選んだ母を一時は恨んでしまった時期もあったのですが、色々調べていくうちにその時代(80年代)ではステロイドの処方しっぱなしの皮膚科は珍しい事ではなく、むしろ多くの皮膚科でこのような対応がなされていたそうです。

 

当時はまだアトピー患者に対する治療法や、ステロイドの処方の仕方などがかなり曖昧で、ステロイドを上手に使うという定義が皮膚科にも患者側にもまだ無かったんですね。

 

今では患者さんの立場でもかなりしっかりと言える時代になったので、それは本当に良かったと思います。

 

でもふと考える事・・それは「最初から上手くステロイドを短期間のみ使うよう指導されていたら?」

「きとんと毎回、私の肌状態を見てステロイドのランクを下げて保湿などを徹底したり、色んな指導がされていたら・・・?」

 

今となっては仕方のない事なんですが、こんな事を頭の中で巡らせては、やっぱり色んなものを恨んでいました。

つい最近までの私は・・・。

 

 

 

 

 

◆アトピーは性格を変えてしまう。卑屈になった私

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私はステロイドの怖さを知って、脱ステロイドを実践した一人です。

 

皮膚科にもかからず、自分の判断で強行突破しました。だって皮膚科はもう信用していなかったので・・・。

 

実践したのは20代過ぎてからだったので、幼稚園からダラダラと塗っていたステロイドをいきなり自己判断でやめた時のリバウンドは、もう本当に想像を絶するものでした。

 

日に日に顔が真っ赤にただれて膨らんで、まぶたもはれあがり目が開きません。腕も足も黄色い汁があふれてきて、掻きむしって血だらけで、鏡を見て自分の顔に嫌気がさして、泣きながら鏡を割って壊したこともあります

 

お仕事も長期休暇をいただきました。引きこもりました。

 

テレビに出るきれいなタレントを見て「なんで私だけこんな体に生まれてきたの?」とか、

お隣に住むおばあちゃんを見ては「あのおばあちゃんでさえキレイな顔とか首なのに、まだハタチの私の顔のほうがよっぽどシワクチャで汚いや・・・」

なんて思って、完全に卑屈な性格が徐々に形成されてしまいました。

 

夏に半袖を着てみたい。可愛い水着なんかも着てみたい。ショートパンツをはいてみたい。髪の毛をアップしてみたい。髪の毛も染めてみたい。

 

町ゆく普通の女の子なら、みんなしてそうな事が出来ないんです。

 

私もまだ若くてたくさんおしゃれもしたかったので、色んなことを思っては、友達をうらやんで、悔しくて情けなくて涙があふれてくる日々です。この気持ちは本当にアトピーになった女の子しかわからないと思います。性格が歪んでしまうのも無理ないのです。

 

リバウンドの状態の中、何度も何度もステロイドに手が伸びました。その度に「ここまで来たのに今さら戻れない!」そう言い聞かせました。

 

こうなったらもう何が何でも、意地でもステロイドだけは使わない!絶対ステロイド無しできれいな肌になってやる!!という強い気持ちでした。

 

 

 

 

 

◆脱ステで完治できる?リバウンドの先にある肌は?

リバウンドが始まって何ヵ月経ったでしょうか、しだいに顔の赤みも引いて体の侵出液も治まったんですが、本来ここをゴールと思って走り抜けてきたのに、行き着いた先は「なんとかステロイドは使わなくてもいい状態だけど、アトピーが治って肌がキレイになったわけではない」という結果でした。

 

そうなんです、リバウンドを乗り越えたらアトピーって治るものだ!と思ってる人も多いかもですが、それは少し検討違いかもしれません。がっかりさせたなら申し訳ないです。

 

なんとかステロイドを使わなくてもいい状態・・・これはものすごくあやふやな表現なのですが、要するにステロイド無しで快適な生活を送れた訳ではありませんでした。

 

私はいつも夏場に悪化するタイプなのですが脱ステしてリバウンドが終わった後でも、汗に反応して首や腕を無意識にかきむしり皮膚が真っ赤になってゴワゴワになったり、傷口がしみたり、けっこう酷い状態でした。

 

それでも「リバウンドを乗り越えたのに、今ステロイドを使ったらまた振り出しに戻る。そんなの馬鹿みたい」と思ってたので、ひどい状態でもステロイドは意地でも使いませんでした。

 

きっとその内、段々と皮膚がターンオーバーを繰り返してしだいに肌は強くなっていくはず・・・。

アトピーとわからないような、痒みのないキレイなお肌になっていくはず・・・

 

そう信じて、7年ほど経ちましたが結局私の肌はアトピー完治!とまではいかず、ちょっとした事、例えば季節の変わり目・ストレスが急激にかかった時・妊娠出産で体質が変わった時などにいきなり悪化します。

 

脱ステしてリバウンドを終えても、結局七年経っても私の肌はアトピーのままで、脱ステ=完治ではありませんでした。

 

 

 次回に続きます。↓↓

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