梅雨のダニでアトピーやアレルギーが悪化する子供が急増!
梅雨時期に、意味不明の咳やアトピーのかゆみが悪化する・・・
実は、梅雨って喘息やアトピーなどのいろんなアレルギー症状が悪化するって知ってましたか?
私自身のアトピーは春の花粉症や夏の汗などで一番ひどくなるので、梅雨は完全にノーマークでした。
しかし、アトピー体質の息子が梅雨にアトピー悪化、原因不明の咳など体調を崩してからは、梅雨は私にとって油断できないものとなりました。
◆梅雨に我が子が原因不明の咳!喘息?アトピーも悪化!
梅雨はただでさえ湿気だし雨だし洗濯物が乾かないし子供と外出しにくいし・・・。
お母さんにとってはもっとも憂鬱な季節のひとつですよね。
そんな雨のある日・・・我が家の1歳の息子(若干アトピー体質)が、突然咳をしだしたのです。
あれ?風邪かな?とも思ったのですが、私の単純な考えでは
「梅雨は湿気が多いし空気は決して乾燥してないし、風邪菌も流行ってないだろうしすぐ治るだろう。」
そんな思いから、小児科に行かずにちょっと様子見してたんです。
でも全く咳は治まらない。むしろ悪化している!
咳の種類としては、タンが絡んだ風邪の時の咳ではなくて、ケンケンと乾燥した感じの咳です。
これが一週間ほど続いたので、さすがに気になるから小児科に行きました。
すると先生は
「う~ん・・風邪じゃないね、季節の変わり目だからかな?寒暖差が激しいから体調崩したのかねぇ~」と言って、咳止めシロップを渡されたんですが・・・
・・全く効かない。
風邪でもないし、原因はなんだろう?
気が付けば息子は、咳と同時に無意識に腕や顔をかきむしっているではありませんか!そして顔に湿疹!腕もかいて掻き傷だらけ!
しばらく落ち着いていた息子のアトピーが再発してしまっていました。
◆アトピー悪化や小児ぜんそくの原因はダニの死骸や糞だった!?
梅雨時期に始まった息子の原因不明の長引く咳。
病院に行ったけど、風邪でもない。
そして顔や体をかきむしる行為・・・治まっていた息子のアトピーが急に再発している。
これは、環境や時期の変化によるものかもしれない。
息子はもしや、梅雨に繁殖するダニにアレルギー反応を起こしてしまっているのではないか?
そう気づいて色々調べてみると、梅雨時期に大増殖するダニの死骸やフンを吸ってしまって、それがアトピーや喘息の引き金となる子供が急増しているそうです。
ダ、ダニのフンや死骸を吸う・・・!?想像しただけで鳥肌でした。
ちなみに我が家の名誉の為に言っておきますが(いや、私の名誉か・・・)
決して我が家が汚くてダニやカビがたくさんとか、部屋を掃除してないわけではありません。
毎日掃除機をかけて、フローリングはたまに拭き掃除をして、お布団も晴れたお天気の日は天日干ししています。
決して家事を怠っているわけではないと思ってるんですが、アレルギー持ちやアトピーっ子の梅雨のダニ対策は、いつも通りの掃除では通用しなかったのです・・・!
◆ダニは梅雨の布団やベッドを愛してやまない。恐るべき繁殖力
ダニはどの家にも、そしてもちろんあなたのお家にも必ず存在しているものなんですが、ダニは特に梅雨の時期に半端なく増殖します。
その繁殖力は、私たちの想像を超えるものがあります。
そもそもダニは高温多湿が大好きなので、梅雨時期はダニにとって一年で一番最高の繁殖時期。
まさに私たちがクリスマスやお正月を心待ちにするように、ダニにとって一番テンションの上がる季節です。
そして私たちがクリスマスのケーキやおせちが大好きなように、ダニの大好物は人間のフケ、アカ、あとはカビです・・・。オエっ
ダニの心休まるマイホームは、ぬいぐるみやカーテン、じゅうたんなど。
そこで卵をたくさん産みつけるわけですが、ダニにとって、一番繁殖しやすいとっておきの場所・・・それは「布団・ベッド」です。
布団やベッドが大好きなんて、ここだけは私たち人間と変わらないですね。
冗談ぬきで、おふとんとベッドが一番危険です。
なぜなら、私たちが毎日何時間も枕や布団と言った布製品とべったりくっついているからです。
そこには私たちのフケ、アカなどがたくさん。そして湿気で生暖かい。
ダニにとって布団が一番エサもあって快適で大好きなのです。
私たちはその布団で、知らず知らず寝ている呼吸でダニの死骸やフンを吸ってしまっているのです。
ダニにある程度耐性があればいいのですが、アレルギー体質やアトピー体質の人、そしてまだ免疫が整っていない小さな子供や赤ちゃんは本当に注意が必要なんです。
そして気になる我が子の咳ですが、喘息の一歩手前かもしれません。小児喘息はアレルギーから引き起こすことが多いそうです。
気になる記事がありました。
小児喘息の予防にいちばん大切なのはアレルゲン除去
小児喘息の子供の90%は、アレルゲンの中でも特にダニに陽性なので、ダニを徹底的に除去することはとても大切です。
血液検査でどんなアレルゲンに対してアレルギー反応が起こりやすいかを調べることができます。 ただ、小さいうちはダニに陰性であっても、毎日少しずつダニを吸い込むことで、大きくなるにつれ陽性になってきます。 ですから、いま陰性だからと安心しないで、今すぐにダニのない環境を作ってあげることが大切なのです。
なんと小児喘息とダニアレルギーはこんなにも密接な関係だったとは・・・
私は慌てて、寝室の布団やベッドの環境を見直しました。
布団は、ただ干してるだけじゃダメなんです。本気でダニを減らすことを目的として布団のケアをしないといけないんです。
しばらく頑張って取り組んだ布団のダニ退治。
すると、あれほどケンケンと乾いた咳をしていた息子の咳が落ち着いたのです。
そして、かゆがっていたアトピーもちょっとずつフェードアウトしていくような形で落ち着きました。
************
梅雨のダニ・・・
なかなか目に見えないのでそこまで気を使うことは普段ないかもしれませんが、実際に今回の息子のアトピーや咳の経験から、梅雨時期のダニは本当にアレルギーを引き起こす怖いものだと実感しました。
そしてこのダニアレルギーは、小児ぜんそくになる可能性を高く秘めていることも知りました。本当ダニは甘く見てはいけません。
では具体的にどのように布団のケアをしたのか、こちらをどうぞ!